刑務所ライフ
新海俊朗
ロシア軍に捕虜として捕らえられ・・・
シベリアの捕虜収容所で
何年も強制労働を強いられていたが
終戦を迎え
それでも生きて日本へ帰り着く・・・
極寒のシベリアでの何年にもわたる強制労働で
体がイカれてしまい
職にも就けづ
そのまま70歳を越えていく・・・
国から支給される軍人恩給など
一兵卒だった 新海さんには
すずめの泪ほどの,お情け程度しかない・・・
月にせいぜい5~6万ほどだと言う・・・
出兵後、
戦地に赴き
命を賭けて国のために働いた代償が
そんなものとは、思いたくないが・・・
現実は厳しい・・・
どんなボロアパートに住んでも
一ヶ月生活をまかなうには
厳しすぎる額だ・・・
新海さんは言う
「あのお祭りの日、私は・・・
一杯のビール飲みたさに・・・
あの人の財布だけしか、
目に入らなかった・・・」 と・・・
どこからか
「それで、軍人恩給じゃビールも飲めんのんかい!?」
の答えが・・・
刑務所だ・・・
自分の命を駆けて戦地に行った
新海さん
シベリアにまで連れて行かれ
はるかかなた
日本のことしか考えていなかっただろう・・・
愛国心 大和魂
新海さんにとって
その言葉はどんな意味を持つのだろう?・・・
あれから15年以上が過ぎるが
今どうしているのか・・・
お盆になると
新海さんを、想いだす・・・
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