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2006年6月 9日 (金)

刑務所ライフ

Xファイル

707 昨日記載した、刑務所収容者罪名別ランキングでトップは・・・

今も昔も変わらず 第一位が盗犯だ!

窃盗にも色んなスタイルがあり・・・  

スーパーなどの万引き!

年間~千万、~億を稼ぎ出す 大ドロボウ!

現金自動預け払い機を小型重機でいわしてしまう、いわゆる一発屋!

地下鉄に徘徊する、スリ集団!

一口に盗犯と言っても色んな手口があるが、

その道50年のベテラン 荒子のおじいは、こう言う 

「いつの間にかこんな年になっちまった、最後にもうヒト仕事してーナー・・・」

と、

御歳68才

15の頃から今日までシャバにいた年数が10年に満たないと言う・・・

鉄道マニアで、

日本の鉄道は、ほとんど歩いて回ったのが自慢の、荒子のおじいは、

山だろうと、川に架かる鉄橋だろうと日本を網羅する線路と言う線路を歩いて旅して回り

近場の駅で夜を明かし、

その道中で仕事をすると言った、人生を送ってきた・・・

たまに何千万と言う特別ボーナスが入ったときには、タクシーで

九州、北海道、佐渡と旅をしながら、と言うより

40年も務所暮らしが続けば、

務所の務めが本業で、

たまにシャバに出てハメをはずす、と言った方が正しいだろう・・・

「俺も最後は、老人刑務所で余生を送るよ・・・」

と嘯いてみせるが、まんざら嘘じゃないだろう、

今からいきなり趣味の鉄道歩きをやめて、かたぎの道を歩き始めるとはどう考えても思えない・・・

荒子のおじいの楽しみは、バックパッカーのように寝袋と飯ごうをリュックサックにさげ、

キャンピングポイント等でご飯を焚いて食べたり、

犬用の ホシイカをあぶったり、

と言っても自分の犬じゃなく、

泥棒に入った家に犬が居た場合を想定して、あぶりイカは欠かせないらしい・・・

家に入ってしまえば、おじいの独断場だ!

ただ、泥棒としてのこだわりがあるらしく、

決して物には手をつけない、

靴はぬいで入る、

現金だけを狙う、

と言った、彼なりの泥棒としての流儀があるのだろう・・・

荒子のおじいが狙うところは、どうしても線路ばっか歩いているので、田舎の一軒屋が多くなるらしい。

「最近じゃー金を置いてる家が少なくなった・・・」

と、おじいは嘆きながら こんな話を始める

田舎の家に忍び込んでいる時、家の人が帰ってきたことがあるらしい、

そんなことも珍しく無い。

入るときには未然に逃走ルートは確保しておくらしいのだが、

今回は、風呂の窓から飛び出し周りを見回しても

どこにも隠れるところが無い、こえつぼを除いて!?

とっさに、野良仕事から帰ってきた百姓家族の目を眩ますため、こえつぼの中に身を潜めた!

家には、おばあさんが居たらしく

誰かが上がりこんでいたのが、ばれたらしい!

そのうち警察がやって来たが、まさかこえつぼの中に居るとは・・・思わなかったらしい、

最初はこえつぼの中のアンモニア臭や汚臭に鼻と目をやられると思ったそうだが、時間がたてば慣れるらしい・・・

警察は4時間ほどで、鑑識の調べや状況などを調べて帰っていった。

そのうち日が暮れ、

いよいよこえつぼの中から脱出するときが来た!

辺りを見回し、夜陰に乗じて川まで走った。

だが、行けども行けども川に降りる道が無い?

前から人影が近づいて来る!?

学校帰りの女子高生かぁ~!?

異様な香りを放つ、全身汚物だらけの物体に驚いていたと言う!

それから何とか川に降りる道を見つけ出し、事なきを得たと言うが・・・

それから一ヶ月間、汚物の悪臭に悩まされたと言う・・・

服は変えればいいが、体にしみこんだ臭いは取れるもんじゃないらしい。

荒子のおじいを見て、凍り付いていた女子高生は、

あの時暗闇の中で、一体何を見たのだろう?

異様な香りを放つ、地球外生命体でも見るような目で・・・

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2006年6月 8日 (木)

刑務所ライフ

ドラッグ

Kigu 刑務所の受刑者の罪名で一番多いのが、窃盗。

その次がシャブで、全体の四分の一を占めている!

女刑に至っては三分の一を占める勢いだ!

シャブは再犯率が高く、85%は再び刑務所に帰ってくる。

一度やりだすと止まらない!

一度やりだすと、もう元には戻れない!

この繰り返しが延々と続く・・・

塀の中にもちろんシャブは入らない。

そこで、

医務課から手に入いる、様々な薬を服用している。

体が悪くて飲むんじゃない、

薬が好きなんだろう!?

普通には飲まない。

まとめて大量に飲む。

彼らは、何錠飲めばトリップするのか?

何時間後にダウンするのか?

よく知っている。

周りの懲役が飲む薬を見て、いつの間にかそういった仲間同士の輪ができる。

そしてお互いの薬を交換しあったり、

新たな薬の調達方法を教えあったりと、もっぱらドラッグから話題がそれない。

彼らはなんやかんやで、いつもラリッている・・・

そういった中、これだけは5錠以上飲んではいけない!と呼ばれる禁断の薬があり、

それを、休みの日(最近では週末金土日)に飲み始める・・・

飲んで三十分後~急にハイになるのか?意味不明なことを話し始める、

「<?>_+*}{@¥^-’&%$#”=~|‘{「」¥・。、」

ロレツの回らない口調で・・・

一時間もすれば部屋の隅の方で眠り始める・・・

もちろん横になってはいけないので、誰かが起こす、

起きると、また何か喋りだす、

 「、。¥;:@¥^-=~|’&$#”」

15分もすると、電池が切れたように又 バタッと倒れる、

トイレに入れるとトイレの中で眠ってしまい、部屋(雑居房)のみんながトイレに行けなくなるので、部屋の隅っこの方に隠してしまう・・・

と言った風にどうにもならなくなってしまう・・・

次の日には、ひどいダウン状態に襲われるらしく、誰彼かまわずケンカを売ってくる・・・

多分何か伝えたくても、頭が正常じゃないため、違った感情をぶつけてしまうんだと思う・・・

見ている分には楽しいけど、これで担当(刑務官)に上げられ(取調べで独居に移される)

懲罰を打たれ、

工場に帰ってこられなくなった懲役を

何人も見てきた・・・

彼らは塀の中でもシャバでも変わらない・・・

永久に不滅と言うやつだ・・・

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2006年6月 7日 (水)

刑務所ライフ

謎の中国人?

Nanmin02 ここ十年の間

日本でも外国人犯罪が増え、その国籍もバラエティーに富んでいる。

中でも中国人犯罪は後を絶たなく、刑務所にも各部屋に一人ぐらいの割合で入っている。

特に中国人は日本人とあまり変わらないので、それほど違和感を感じない。

中国人は、貧困層が黒社会を通じ、

一攫千金を求め日本に入り、荒稼ぎをし

後は帰って家でも立てて・・・

と、失うものが無い。

彼らは地元で生活するよりは、日本の刑務所の方が生活水準が高い!

と、言うのだから始末に終えない・・・

早い話、日本は完全になめられている!

ある日、こんな男が入ってきた。

彼の名前は ラムホン。

中国系 ベトナム人 42才。

ラムホンは前にも一度ここに居たことがあるのだろう、

入ってくるなり古い連中と、なにやら懐かしそうに話し始めていた。

このラムホン

5歳の時、難民船でベトナムから日本に亡命してきたと言う。

1975年 サイゴンの陥落時、戦火を逃れ家族の行方は知れず、

船にあふれんばかりの難民達の中に混じり、単身渡って来たらしい。

当時の日本は難民に対して寛大で、ベトナムから船でやって来たラムホン達も、簡単に入国できたと言う。

彼の先祖は元々中国人で、やはり祖父の代に何らかの理由でベトナムに渡って来たらしい。

中国から大陸続きのベトナムには、そうしたチャイニーズが多くを占めている。

日本に来てからの彼の仕事は、主に通訳の仕事を専門にこなしていたようだ。

日本の高校を卒業した彼は、通訳として日本企業に入り、中国進出の際通訳として北京に長く滞在していたらしく、聞けば中国の大きさを、熱く語り始める。

田中靖男がまだ物書きだった頃にも、通訳としてベトナムの黒社会の取材に同行したと言う。

通訳はかなり身入りのいい仕事だったと、その頃を振り返り ラムホンはこう言う。

「いやな仕事もある・・・ 日本の仕事だ・・・」

それは逮捕された中国人の通訳で、彼らはラムホンに

「なぜ、日本人の手先になっている?」

と、ほとんどの中国人から、白い目で見られることに耐えられなくなったと・・・

やはり彼には中国人の血が流れていて、日本人とは違う感覚を持っている。

今回の事件も、中国人との犯行だったらしい・・・

彼に、北朝鮮の政治犯収容所や刑務所、金 正日王朝体制の批判をしたところ、

彼は、怒った顔を初めて見せた。

長く日本に居ても、共産圏の思想を彼は忘れていない。

彼に言わせれば「日本も100年前までは、徳川幕府だったじゃないか!」

100年遅れているだけだ!

と言われてみればその通りかも知れない。

ラムホンの場合日本国籍を持った、中国系ベトナム人だが

中国から直で日本に来たものなら、赤の色濃い思想を持っていてもおかしくない・・・

要するに彼らは、頭の中身が違うのだ!

日本には、金が落ちている的な考え方で海を渡ってくる。

海の向こうには、金のなる木が生えている!と・・・

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2006年6月 6日 (火)

刑務所ライフ

裁判考

1140241410753s 江戸時代

親や主を殺したもの=のこぎりびきの刑

不義密通=磔獄門

女を犯したもの=追放の刑

火付け=火あぶりの刑

殺人=遠島(島送り)

と、言い渡されれば ウンも、スンも無く刑に処された訳だけど・・・

大岡越前や遠山の金さんのような御奉行が名裁きをしていたのは、いくつかの逸話はあるものの、TVの中だけの話で、実際の内容はかなり偏ったものだったんではないかと思う・・・

一方的な裁判の制度は今もあまり変わらない・・・

例えば

捜査権?

警察、検察側にしかない!

被告が無罪や減刑を主張した場合?

被告側に捜査権が無いためその主張のほとんどが通らず、検察側の一方的な流れで終わるケースが多い・・・

アメリカでは弁護側に捜査権があり、法廷の場で裁決の不公平が無いようバランスがとられている。

陪審員制も最近の日本ではやっと審判員と言う形で入ってきたが、まだ彼らには何の力も無い。

いわばただのお飾りに過ぎない・・・

まだまだアメリカには追いつけそうも無い!?

日本の裁判では、まな板の鯉に刑を言い渡し 「被告を、懲役~年の刑に処す!」

の一言で、

後は裁判で争うと言うよりは、ただ刑を言い渡す場所になっている!

要するに言いなりなわけで、

茶番だ!

100年前から、代わり映えの無い監獄法・・・

そして裁判のあり方も、先進国としてはお粗末な限りだと思う・・・

もっと充実したものにならないだろうか・・・

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2006年6月 5日 (月)

刑務所ライフ

増し刑

052keimusyo2 増し刑とは、今務めている刑に加算される刑のこと。

例えば、シャブの使用で1年6ヶ月の刑を務めているとする、中でケンカをして相手にケガを負わせてしまった場合~

6ヶ月~1年6ヶ月の刑が増えることになり、つまり今務めている刑とあわせて、刑が加算されたものを務めなければならない。

他に脱獄や殺人などもあるが、切実な問題として、ケンカから相手にケガを負わせてしまう場合が一番多いケースだろう。

それを逆手に取るこんな懲役も居る・・・

通称Mは広域暴力団組織の幹部で、肩書きに物を言わせ刑務所の中、我が物顔でやりたい放題をしてキラワレ者として通っていた・・・

部屋(雑居房)では年寄りや、若い者達の食事を巻き上げ、

掃除などの仕事を全くしない、

TVのチャンネルを握ったまま放さず、

他の工場に居たときは、これに耐えかねた同じ部屋の若い者にボコボコに殴られた。

そのことに逆恨みし殴った相手を訴え、若い者に1年の増し刑が加算されている。

こんな大組織のヤクザ幹部が、同じ工場の同じ部屋になった時には大変だ・・・

なにしろ看板に物を言わせて汚いことのやり放題、

やられれば裁判所に訴えるわけだから、手のつけようが無い・・・

困るのが、他の組織のヤクザの組長や幹部達で、あまりの傍若無人な振る舞いに、工場のものや同じ部屋のものから毎日のように相談を受けても、打つ手が無い・・・

工場の担当(刑務官)も見てみぬふりをしている・・・

運動の時間や、各部屋での話題は、いつの日にかMの話で持ちきりになっていた。

Mは4年の刑で務めに来ていて、残刑が3年、誰も一緒に居たく無い。

誰かが因縁を付けMを落とす(懲罰)か?

しかしMは広域暴力団の幹部な訳で、他の工場にも同じ組織のものはたくさん居る、

下手をすると、Mの居る組織全部を敵に回しかねない・・・

そんな話が飛び交う中、一人の懲役が何食わぬ顔で「俺がやりましょうか!?」

申し出てきた。

その男は皆が「やめとけ、やめとけ!!」 と反対するのも聞かず・・・

皆が工場の食堂で食べる食事が終わると、

例のMの所へ行き、

立って雑談しているMにコペチン(中指を折り曲げおでこにパチンと入れるやつ)を2~3発おみまいした。

やいなや M 「コノヤロー!!」 

と同時に男の顔にパンチを入れた。

この時とばかり男は、Mの首の後ろ襟をつかみ体重をかけMを左から右に振り回し、パンチの連打を浴びせた。

工場担当もしばらく眺めていたが、そこまでと言うときに出てきてケンカを止めに入った。

処遇科での取調べの結果、ケンカ両成敗として同じ一ヶ月の懲罰で終わった。

しかし、Mの成敗を申し出た男?

何者?

もちろんケンカをすれば前と同じ工場には帰れないので2人とも別々の工場に移されていった。

広域暴力団幹部のMは、他の工場でもまた同じ事をしていると、風の便りで聞いた。

浪花節じゃないけれど、「バカは死ななきゃ~、なお~ら~な~い~~」 と・・・

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